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農業交流ネットワークの日々の活動内容について綴っていきます。


by noko-n

1/23 田鶴さん訪問 番外編

今回番外編担当をすることになった永井です。
久しぶりにブログに登場!しかも新年初!!

番外編では獣害について書きます。
本編は向井がアップしてくれるはずなので、皆さん期待していてください。

すぐきの処分をほとんど終えみんなが金時人参の収穫をしている間に、竹内がサルを発見しました。
近くにいた僕は(サボっていたのではなく処分の作業を終わらせたところでした)、呼ばれ現場に向かいました。

するとぞくぞくとサルたちが山の方に向かって逃げて行き、ふと畑(下の写真より右)に目をやると、残っていたサルが僕らに気付き、急いでブロッコリーの葉っぱを口に詰め込み逃げて行きました。合計20匹ぐらいいたんじゃないかな。
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山の方に逃げて行ったとはいっても、やつらは距離を保ちつつ、僕たちが離れていったらすぐに畑に降りて行くよと言わんばかりに待ち構えていました。(下の写真参照)
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しばらくすると、僕らが近くにいるのに、なんと網を乗り越え畑に入ってきました。挑発でしょうか。すぐさま追っ払ってやりました。人間慣れしているのか、それとも人をバカにしているのか・・・
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お昼休みを終えた田鶴さんが戻ってきたら、山の中に入っていって奥の方まで追いやりました。神崎は奇声を発しながらサルたちに威嚇していました。彼女はサル語であっち行けと言っていたに違いない。

今まで田鶴さんからサルによる獣害の話を聞いていたけど初めて現場を目撃しました。田鶴さんが昼休憩をしている間を狙ってあんな集団で来て、しかもなかなか立ち去ろうとしないとは本当に困ったものだ。

それはそうと、大分ではシカやイノシシによる獣害対策として、海外から輸入したオオカミを放つという計画があがっているそうです。この対策は米国の世界自然遺産・イエローストーン国立公園で実績があると言われているけど、日本とはスケールや環境が大きく異なっているように思うからうまくいくのか心配ですね。
確かに、天敵であるオオカミを駆除した事により、シカやイノシシは増加し、結果として全国各地で獣害の被害が目立つようになったけど、獣害の増加の原因はそれだけではないと思う。住宅地の拡大による生息地の減少や、森林の植生の単一化(多様性の反対ということを言いたい)によるエサの減少も原因の一つではないかと考えられます。ただ天敵を放つだけでは根本的な解決にはならないとしか思えません。それに、オオカミが人や家畜に与える影響も気になります。
自然現象は不可逆的なものが多いので、熟慮したのちに是非を決定してほしいものです。
沖縄のマングース導入の二の舞には絶対になってほしくないです。

最後に、僕が思いついた獣害対策の一つを紹介します。
まず、サル語の話せる神崎が猿山のボスになる。そして、農作物に手を出さないように取り締まる。サルたちが餓えたら神崎が料理を出してあげる。うん、これで一件落着(笑)
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by noko-n | 2011-01-23 23:04 | 京都の農家さん