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農業交流ネットワークの日々の活動内容について綴っていきます。


by noko-n

2/1 京都市中央市場見学

雨にも負けず雪にも負けず、水産物や青果を大量に、衛生的に、そして適正な価格で供給する京都市中央市場。今日はその市場にお邪魔して食材がどのように私たちの元に届けられるのか、潜入リポートしていきます。

リポーター:枡野(農2)
メンバー:長谷川(農4),嶋田(農3),藤原(経3),柴田(農2)

京都市中央市場は下京区、丹波口駅の隣にあります。まずは市場の隣にある京の食文化ミュージアム・味わい館でビデオを見て予習した後、せりを見学させていただきました。

見学したのは青果第2せりで、主に根菜や芋類など日持ちするものを扱います。
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左上側の緑色の帽子を被った人たちが卸売業者で、生産者から委託されて野菜をせりにかけます。そして右下の仲卸業者がコンベアーで流れて行く野菜を見ながらせり落としていきます。この時仲卸人は写真にもあるように指で数字を表す「てやり」という方法を使って希望の値段を卸売人に示し、卸売人は最も高い値をつけた仲卸人を瞬時に見つけてその値段と業者名を記録していきます。せり場は呪文のように品目や値段などを読み上げる声と、少しでも高く売りたい卸売、少しでも安く買い付けたい仲卸の熱気に包まれていました。

この他にも野菜が並べてあるところを卸と仲卸が移動しながらせりを行う「移動せり」、卸と仲卸が直接価格交渉する「相対取引」などを経て青果は買い付けられていきます。せりの過程は全て録音され、不正や間違いがないか確認されており適正価格が守られるようになっています。また抜き打ちで衛生検査も行われ、安全も確保されています。

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京都近辺で取れた「近郷野菜」

買い付けられた青果は仲卸業者を通して小売店や飲食店に卸され、私たちの手元に届けられます。
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そのあと味わい館に戻り、館内を見学しました。館内には京都の食文化の展示や出汁の試飲などがあり、京都の食について詳しく知ることができます。
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どこかで見たことのある樽と重石

長くなりましたがこれで市場見学リポートを終了します。今回見学してみてとても勉強になり、面白かったです。市場では月に1度一般の人でも購入できる食彩市というイベントを行なっているそうなので興味のある方は是非一度行ってみて市場の雰囲気を体感してみてください。それでは。あと浅田はちゃんと朝に起きましょう。

by noko-n | 2018-02-02 09:32