農業交流ネットワークの日々の活動内容について綴っていきます。


by noko-n

こんにちは、みなさん春休みはいかがお過ごしでしょうか、2回生の岡田紫苑です。

今回は愛媛のみかん農家さん、松下さんのところで作業のお手伝いをさせていただいたので報告させて頂きます。


日程:2月14日-17日

メンバー:荒川さん(M2)・丸山(農2)・岡田(農2)


松下さんは愛媛県宇和島市で柑橘を育てていらっしゃる農家さんです。

宇和島市までは関西国際空港から飛行機で松山空港へ、さらにレンタカーで2時間ほどかけて向かいます。

高速道路からは海が望め、綺麗な夕日に胸が踊りました。



1日目は夜遅くなってしまったので作業はせず、お酒を嗜む松下さんとのお話に花が咲きました。



2日目はネーブルの収穫をさせていただきました。みかん畑は予想以上の急斜面で、何度か滑り落ちそうになりましたが(一度落ちました 笑)、なんとかみかんを収穫できました。

ネーブルにはストッキングのような袋がかかっており、袋を外す人と収穫する人とに手分けして行いました。



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袋外し隊の丸山くん


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収穫隊の荒川さん


ネーブルを収穫するときは、果実が付いているギリギリのところをカットするのではなく、新しく芽が出た節のところに遡ってカットすると、剪定も同時に行えて良いのだそうです。


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カゴに収穫したネーブルはキャリーにまとめて積んでいきます。斜面でネーブルを運ぶ作業はわたしにはなかなかハードでしたが、たくましい男手によりすべて運ばれ、無事に収穫できました。



収穫したみかんは選果機に通されます。

腐ってしまったみかんは取り除き、目で見て規格外、加工用を分けていきます。松下さんご夫妻はみかんを次々に振り分けていくのですが、はじめての私たちには難しい作業でした…


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腐ったみかんを取り除き、サイズの小さいものを選果機で選別


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規格外と加工用を選別


また、道の駅販売用みかんの袋詰めや箱詰め、配送用のみかんの箱詰めもさせていただきました。サイズを上手く合わせて綺麗に詰めるのにはセンスが必要だと感じました…



次の日はあいにくのお天気だったため、道の駅にみかんを納品に行きました。

傷物などのB級品を家庭用として販売されています。道の駅では販売までの過程がきちんときちんとシステム化されており驚きました。年配の方には難しいと松下さんの奥さまはおっしゃっていましたが。


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道の駅で販売する温州みかん。なんと15個で200円…!


その後、選果場へ連れて行っていただきました。

人の手で選別される部分もありましたが、大部分は機械化されており、ひとつひとつのみかんがセンサーで選別されていく様は圧巻でした。


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ちなみに、松下さんのお宅には暖炉があり、とても素敵な空間でした。暖炉は温かみがあり、炎を眺めていると落ち着きますね…


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火の管理を任された丸山くん


最終日は再びネーブルを収穫し、お土産に様々な品種のみかんを頂いて帰りました。



4日間でしたが、はじめて知ることが多く大変勉強になりました。

慣れない作業を温かくサポートしてくださり、夜は沢山のお話をしてくださった松下さん、そして美味しいご飯を作っていただいた奥さんの雅子さん、みなさま本当にありがとうございました!


ぜひまた伺わせていただきたいと思います!


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# by noko-n | 2019-02-21 13:54 | 日本全国の農家さん | Comments(0)
突然ですが皆さん,この漢字読めますか?

独活

答えは後ほど!

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この方は今回の主役Part2です。

ブログってのは普段自分が気にも留めないことに対して,意味わかんないくらい興味をもって知ろうとした人の実況だと思ってます。
これを読んだ後に少しでも皆さんの新たな興味の世界が拓ければと思います。
異常に長いです。気になるところだけさくっと読んでくださいな。



千提寺farm訪問
【時】2019/02/17(Sun)
【人】巽(農M2)平田(工M1)
【書】სოიჩილო

○目次

千提寺地区~独活,寒天,隠れキリシタン~
中井さんと独活~就農動機~
独活生産方法~栽培技術,ノウハウのデータ化~
独活のリアルな経済事情~収入~
暮らし~瞑想,教育~
一般的な鶏産業~バタリーゲージ,工業的畜産~
平飼い鶏~個性派鶏,自然体鶏~
いざ解体~鶏の絞め方~
美味しいお肉~筋肉,料理の科学~
森の遊び場


【千提寺地区】
茨木市の中でも,北の方の山間地域です。
昔から独活の生産が盛んで,最盛期には住人の半数以上が独活づくりに従事していたとか。
山間の寒さを利用して冬場は寒天作りも盛んでしたが,今は気温が上がって作れないようです。

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また,隠れキリシタンの里で,教科書で有名なザビエルの絵もこの地域の民家から出てきたものとのこと。資料館もあります。
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【中井さんと独活】
今回訪問した中井さんは現在は日本でたった一人となった三島独活の生産者です。

ちなみに皆さん「独活」の読み方は分かりましたか?
正解は『ウド』です!

関西以西ではあまり食べる文化がないとか?
山菜なので今時期から春にかけてスーパーの棚をよく観察すれば見つかるかも?
諺の「ウドの大木」にも登場しますね

さて話を戻しまして,今回訪問した中井さんご夫婦ですが出身はお二人とも千提寺。
大学卒業後はサラリーマンとなったそうです。が,あるときに食べた三島独活のおいしさに感動!しかし,三島独活の生産者は中井さんの師匠に当たる方一人しかおらず,その師匠も高齢であったため引退を考えていたとのこと。江戸以前から続く農法と,なによりこのおいしい味を残したいと2015年に思い一念発起,就農されました。


【独活生産方法】
今回のイベントのまず一つ目は独活小屋の見学。
山菜である独活を生産するってなんじゃらほいと思われた方もいると思いますが,山で採った独活は山独活とよばれ,あくが強く硬いです。筍と一緒で光が当たったところから光合成を初めて硬化してしまうのでしょうね。
一方で暗所で育てられた独活は軟白独活とよばれ,あくが弱く,色白,なにより柔らかく食べると梨のような甘みがあります。

ということで,独活小屋がこちらです!
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遮光と保湿保温のために藁とヨットの帆でしっかりと覆われています。

夏から冬にかけては露地に独活を植えておき,寒くなって茎の部分が枯れた後に肥えに肥えた根っこを掘り起こし,独活小屋に埋めます。
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小屋の中に移動させた独活は土をかぶせ,藁と干し草を7層につみ,最後に藁束をかぶせて保温します。干し草には定期的に水をかけて発酵を促し,土中の温度が20℃前後となるように上の藁束を開け閉めして温度調整を行います。

だったら干し草だけでよいのでは?と思うかもしれませんが,干し草だけだと発熱量が大きすぎて温度が過剰に上昇してしまうとのこと。これを防止するための藁なわけですね。

田鶴さんのすぐきの室の炭にも藁をかけますが,あちらは空気の流路を小さくすることで過剰な温度上昇を防いでいましたね。
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植物の生育にはしばしばホルモン剤をもちいて成長を促進するものがありますが,独活に関してはホルモン剤を用いて成長させると筋張った硬い独活ができてしまううえ,環境負荷にもなるという観点から,こちらの農園では自然のもののみを与えて独活の栽培を行っています。このようにして育てられた独活は藁の重みに抗して伸びようとするので甘みが強いです!

荷重に耐えるために外壁を硬くするか,あるいは内圧を上げるかという選択の中ででんぷんを分解して糖をつくり浸透圧を上げる後者を採った結果でしょうか,まあ知らんけど。

こうして手塩にかけて育てられた独活は2~3月に一気に収穫されます。

独活栽培のノウハウを蓄積するということで土中に温度センサーを埋め,天候に応じた藁の開閉具合を記録して土中温度を20℃に保つ技術のデータ化を行ってます。(今流行ってきてるAgri×Techってやつですね)

さらに面白いのが干し草の敷き詰め方。
干し草は地域の方にも協力してもらって一年を通じて畔の草を集めているそうです。干し草は収穫時期が春夏秋の順に硬くなり,また発酵速度も遅くなるそうです。

この性質を利用して,小屋の中心部は春の柔らかい干し草を多めにブレンドし素早く温度を上げ,外気と近い外周部には秋の草を多めにブレンドしてじわじわと温度を保つようにしているそうです。これにより独活小屋での栽培期間は土中の温度を均一且つ一定に保つことができるそうです!

ムカシノヒト,アタマイイネ...

曰く,究極の循環型促成栽培とのこと。


【独活のリアルな経済事情】
こうして一年を通して生産した独活は,直接販売を行ってお値段は5000円/kg,師匠の時代は仲卸を介していたため,1500円/kgでした。
今年の生産量は400kgほどなので,今年の収益は200万円ほどということになります。
200万円という数字をみてどう思いますかね。

最近話題の総務省統計局の2017年の家計調査報告によると40歳未満二人以上世帯の月平均支出が約25.6万円,うち食料は約6.5万円です。食料が完全に自給できると仮定すると年間支出は約230万円です。
もちろん独活生産以外にも様々な活動を行ったり,ほかの農作物による収入もあるでしょうが,この数字だけ見ると伝統とおいしい食を守るってのは大変な生活を強いられるのか。と感じるかもしれませんね。

実はこの農園,「株」式会社です。
というのも生産者と消費者が一体となって生産の喜びを共有したという想いから「株主制度」という面白い制度を行っています。こちらの制度は1株5000円であらかじめ独活を1株買い付け,生産過程や収穫に立ち会うことで独活を育てるということを通じて改めて食べ物について考えてほしいというものです。
中には収穫した独活がおいしすぎて涙したお客さんもいるとか!

そういえばポケットマルシェさんでも漁師さんが餌を仕掛ける場所を購入して狩猟の喜びを分かち合う制度がありましたね。お互い顔が見えるかどうかで普段の買い物の仕方も変わってきますね。


【暮らし】
収入,仕事内容からして大変そうという印象を受ける人が多いと思いますが,実際の生活は大変&超楽しいといった印象を受けました。

農作業の大変さと楽しさは言うまでもないですね。インド人は糸をつむぐという単純作業が瞑想へとつながっているそうですが,日本人も農作業の中で物事を認識するのをストップして作業に集中する瞬間があると思います。

これも一種の瞑想の入り口でしょう。

仏教で言うところの瞑想では表層心(↔深層心;末那識,阿頼耶識)である六識(眼識,耳識,鼻識,舌識,身識,意識)のそれぞれを改めます。確かに農作業に集中していると遠くの音から近くの音や細かな指先の感覚,微細な土,花,風の匂いといった普段意識して認識していない要素が際立ってくることがありますね。

人々は昔から農作業をする中で普段とは違った体験をして自分を見つめていたのかもしれませんね。
ちなみにこの辺の唯識思想と呼ばれる仏教の分野は定義と法則,モデルから演繹法を用いて論理的に心の構造を解明するという,理系かよっていう話題なので,もし興味があれば思考法の一つとして持っててもよいかもしれません。

どうでもいいですね,ハイ

子供たちにとって自然はいくらでも遊び道具が作れるし,遊び場所は見つかるしどんだけ叫んでもおこられず,毎日新しい発見をすることができる最高の場だと改めて思いました。シュタイナー教育ですね

自分は生の体験からしか知識も思考も得られないという思想の持ち主なので,何事もまずは体験してみて,気になったらその背景を知ろうってなっちゃって,そのためには三角関数が,検定交雑が,グルジア語が,ニヒリズムが必要だ~~というモチベの下で勉強をするもんだと思っています。
色々頭を突っ込んでみる楽しさがわかれば人生一生飽きずに暮らせますね!

まあこんなこともどうでもいいのですが,ともかく時々刻々と変化し,自分の知っていることではどうにもならないことばかりの自然世界で子供が育つのは素晴らしいです!!


【一般的な鶏産業】
採卵鶏やブロイラー(若鶏)がバタリーケージの中,非常に劣悪な環境下で飼育されていることはご存知の方も多いと思います。

採卵鶏は1~2年,ブロイラーは2カ月で廃棄,あるいは出荷されていきます。

卵を産まなくなった採卵鶏(廃鶏)は屠殺費>廃棄費(参考:産廃-動物の死体の平均処理費用は200円/kg)のため,基本的に市場に出回ることはありません。また,これらの「工業的に生産」されている鶏は20 cm×20 cmほどの狭いゲージの中でたくさん卵を産むように,あるいは大ぶりの肉をつけるための配合飼料を決まった時間に与えられ,生産量安定のために照明をコントロールした屋内で飼育されます。

このため鶏の本来の習性である,隠伏,砂遊びなどができずさらに羽や首がゲージに挟まるなどのストレスがかかります。

配合飼料はトウモロコシや魚粉を含みますが,中にはトウモロコシにカビが生えていたり魚粉中の魚油の酸化で毒性のある酸敗油が生成することで鶏の健康を害します。

とまあ鶏達の福祉を考えると最悪なバタリーゲージですが,EUやアメリカの一部州,スイスではすでに使用が禁止されています。


【平飼い鶏】
野性みあふれるお肉って食べたことありますか?
例えば沖縄の某村で,あるいは愛知県の某町で,はたまたトラジャ族の葬儀で,,,

野性みあふれる肉って少し硬くて,でも何も味付けしなくてもしっかりとうまみが凝縮されていておいしいですよね。

今回イベント二つ目のはご近所の横峯さんご夫婦が経営する清阪terraceの養鶏所を見せてもらい,鶏を一羽しめるというものでした。
鹿の皮をはいだり,廃鶏の肉をさばいたりってのはやったことがあったのですが,こうみえて動物をしめる現場は初めてな気がします。

まずは鶏の小屋を見学しに行きました。
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こちらではボイスブラウン(赤)ホシノブラック(黒)アローカナ(白)の三種の鶏を買っており,卵の販売を行っています。
ボイスブラウンおよびホシノブラックの卵はよく見る赤玉,アローカナは青白い卵を産んでいました。

この小屋の中にはおよそ100羽の雌鶏と3羽の雄がいるそうです。
なんでも雄と雌が同じ空間にいる方が雌鶏のホルモンバランスが安定するんだとか。これによりストレスが軽減されて羽が抜けることも少ないんだとか。
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地面から餌を啄み,土の上を歩いているうちにくちばしや足の爪は自然と研がれていきます。
ゲージ飼いの鶏では異様に伸びた足の爪などが自身やほかの個体を傷つけてしまいますが,平飼いの鶏には関係のない話です。

餌としては魚の頭やエビの殻,くず米や廃棄する野菜の切れ端などを与えているそうです。

面白いことに鶏ごとに好きな食べ物があり,例えばエビの殻が好きな鶏の産む卵は魚介の香りがして,色も心なしかピンク色をしているそうです!フラミンゴかよ!!

ちなみにくちばしの先を切るデビークと呼ばれる作業があるそうです。
これは間違えて相手の肛門をつついたときに傷がつくのを防ぐためです。
血を見ると鶏達は興奮してさらに攻撃をしてしまうようなので,デビーク作業は非常に重要です。
ブログの最初に貼った鶏ちゃんもちゃんとデビークされていますね。

ちなみに鶏は普通に生きれば10年間生きるので,こちらでも最後までしっかりと面倒を見るそうです。

「工業的に生産」された鶏では卵を産まなくなったらその鶏は廃棄してしまうのですが,卵を産まないのは自然の摂理。実際,一年のうち60日間ほどはほとんど卵を産みません。

卵を産んでいない鳥を見分ける方法が実はありまして,,,
目ン玉の色です。
卵を産んでいない鶏は目がオレンジ色になります。

今回いただくホシノブラックちゃんはめんたまがめちゃくちゃオレンジでした。

他にもほぼ血管で構成されるトサカの色が鮮やかな赤であれば健康などいろいろと雑学が身に付きました。


【いざ解体】一部解体鶏の写真あり
いざ鶏ちゃんの解体です。
ここまで全然言及していませんでしたが,今回のイベントは子供連れのお母さんが何人か来ており,終始子供とわちゃわちゃしていました。

鶏を絞めるときはまずは羽をクロスさせます。こうすることで羽を使って暴れるのを防ぐことができます。
糸で逆さ釣りしてついに頸動脈を切る瞬間。

ちびっ子たちは興味津々で最前列で見守っています。

頸動脈を切り血が出始めても子供達は興味津々
「痛くないのかな,かわいそう」
と言っている子もいましたが,中には
「味付けどうするの」
なんて言った子も。

本当に発想力というかなんというか。
子供の興味の幅には驚かされます。

血抜きが終わった鶏は熱い肉に火が入ってしまわない程度の湯につけて毛穴を開かせ,袋に入れてさらに蒸します。
毛をむしり終わるといざ解体!
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皮を剥いだら身を削いで,,,
さっきまで生きていた鶏なので消化器官の中は食べ物でいっぱい。
傷つけてあふれてこないように気をつけます。

なんてやってるとあっという間に解体終了
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砂肝はミルの代わりなので石やら砂やらがいっぱい
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【美味しいお肉】
さて実食!
こんなにおいしいお肉があるのかと感動!
どの部位をとってもジューシーで歯ごたえがしっかりあり,何もつけなくても味が濃いです!
配合飼料のように高速で肉を大きくして,味は二の次の餌やりとは違いますね

胸肉=羽ばたくために糖をエネルギー源として動かす速筋なので脂肪が少なくパサパサ
もも肉=歩くために脂肪酸と酸素をエネルギー源として動かす遅筋なのでミオグロビン(酸素貯蔵)や脂肪が多くてジューシー

というイメージでしたが,今回食べたお肉は全身うまみのかたまり!
生きている間に既にタンパク質がアミノ酸に代わってたんじゃないかってくらいの濃さでした。

焚火で焼いたお肉はメイラード反応によって糖とアミノ酸が結合して最高の香りを醸しだし!!!

食べるのに夢中で全く食事の写真を撮っていません笑


【森の遊び場】
食事後は独活酒をいただいたり,森を整備した広場で薪を拾ったり,ティピで火を囲んで語ったりとのんびり過ごさせてもらいました。
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こういう時間を過ごすたびに都会暮らしの良いところ,悪いところについて考えを巡らせます。

都会人のエゴでイナカナクナラナイデ,,,と口だけで言うのも考え物です。



とまあ以上が活動報告です。

何か興味を惹かれるところはありましたか?
気になるところがあればいつでも聞きに来てくださいな。

中井さんご夫婦は千提寺地区の文化生活を残すために色々な取り組みをしているそうです。(今回の取り組みもその一環)
まだまだ聞けなかったことがたくさんあるので興味がある人一緒に行きましょう!

# by noko-n | 2019-02-21 11:42 | Comments(0)

2/2,3 鳥取秋山家訪問 

 2月2日~3日に秋山家にお世話になりました。筆者の一回黒瀬、同じく一回石川くん、二回原さんの三人での訪問です。今をときめく王秋(梨の品種)の選別が主でした。寒さを凌ぐための引き締まった身と、その中に湧きでる程よい甘さがたまりません。此の度もたくさんご馳走になりました。

 さて今回、訪問中秋山さんとの会話の中でふと想うところがあり、それが行きのバスから見えた雪景色と重なって、一つの物語を私に思い出させました。その物語の冒頭、主人公の継之助は、生まれ故郷である越後長岡の銀世界の中で呟きます。
「北国は損だ」
彼らは雪の絶えない冬の間、南国の知らない苦労を強いられる。継之助はそこに虚しさを感じずにはいられない。それでも彼らを、故郷を愛する。ただ、ここには一つの予感が在る。寂しさと虚しさ。寂しさは、多分書き手が見出した郷愁、失われたものへの哀しみ。虚しさは、時代を下った彼だからこそ知る、継之助の果たされなかった野望、選べなかった夢。

 入学して間もない頃に読んだ司馬遼太郎の「峠」です。長岡藩士である河合継之助は、押し寄せる維新の波に抗い、三百年続く長岡藩を守り抜こうとしました。新たな日本を迎えるために、藩体制を保証する江戸幕府が滅びることを確信していながら。世界の中での日本一国の独立より、故郷である「藩」の自立を選んだとも言えるでしょう。そして現在、藩に変わるものとして定められた「県」が揺らいでいます。いや、廃藩置県以降、ずっとそうだったのかも知れません。「地方」の衰退を「国」を背負うものが嘆いています。けれど、それは変ではないでしょうか。「人」がいるから「むら」ができる。「むら」が集まり「くに」に育つ。その「くに」が名付けられ、「領地」や「藩」がうまれる。それらに変わるものとして「県」を置くなら、それはやはり、「人」を始めとしている。「人」が一番下で支えている。「県」があって「人」がいるのではない。「人」があって「県」があるのだ。日本、「国」も同じだ。人がいるから日本がある。だからまず、「人」を考えなければならない。こんな当然のことを、偉い人達は見落としている。

 かく言う私もそうでした。去年の9月に秋山さんのもとを訪ねたとき、心の底で自分の中身のない思考にうんざりしていました。物事を枠でしか捉えられない自分に呆れていました。そんな心の澱を、少しだけ掃いてくれたのは梨です。いま目の前にある梨、ここには中身しかない。当たり前ですね、紛れもない梨ですから。宙に浮いた思考はちょびっとだけ大地に近づきました。抽象の海で具体を取り戻しました。

 継之助にとって「藩」は、そこに住む人々の生は、「国」よりはるかに大きなものだった。だから彼は、たとえ「藩」の終わりが見えていても、それを頑なに守ろうとした。ここから考えると、今の政治は「国」にしがみついています。物事を枠で捉えようとして、中身を見ようとしない。「国」ばかりを見て、それを支えるもの、「人」を見ようとしない。

 この事に気づけたことが、私の一年かけての実り、その一つでした。





# by noko-n | 2019-02-10 22:16 | 秋山さん | Comments(0)

突然キムチを作った話


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「田鶴さんの野菜でキムチしませんか?」


1回生のかわいい後輩伊藤よりLINEが入り、その翌日に実行した話。
(このブログはキムチ作製の当日に書いています。偉いと思います。)

キムチの民 : 慎也さん、荒川(M2)、兼近(M2)、田中(M2)、徳岡(M1/執筆)、中村(B3)、伊藤(B1)、向阪(B1)、水谷(B1)
@上賀茂すぐきハウス(当然)

伊藤から「麺食べたいっす」の注文があったので
私は晩ご飯用の中華麺を2kg弱製造して、上賀茂へ幸せ届けに向かう。

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着くと白菜を塩漬けにしている一行。
キムチの素を作製している青年。
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業務サイズの唐辛子の袋を2つ、ナンプラー1本を一瞬で使い切る場面に立ち会えて光栄だったと思う。


特に手伝うこともなく(私は製麺で尽力してるので!と言うことにしています)、晩ご飯。
8人にラーメンを振舞わせていただく。

荒川さんが余呉湖で釣ってきたワカサギも食べる。
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食後、23時。一同リラックス。完全にキムチの野郎のことを忘れている。

そしてついに、動き出す──────

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塩抜きをする女子大生。
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九条ねぎ(賀茂ねぎだな)も山盛り入れるぞッ
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申し訳程度の大根と金時人参。
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ふつくしい...
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終了間際の自撮り。笑顔と疲労。深夜にこれやるって頭おかしいよ......


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翌朝9:00、試食。
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上賀茂キムチ、爆誕
味の染み込みはまだまだではあるが、完全にキムチである。

完成を見届けぬまま東京に帰省したキムチリーダー伊藤、引っ張ってくれてありがとうね!
研究でひとしきり困憊していた身体に安らぎを与えてもらえました。

確実に200人前はあるので、皆さん食べに行きましょう。

では、ごきげんよう。

# by noko-n | 2019-01-31 23:50 | Comments(0)

2018山梨訪問


9月1日から5日まで、山梨県甲府市の菅沼さんのところに行ってきました。
報告者:服部
参加者:服部(m2)、武津(農3)、丸山(農2)

10時に京大に集合し、車で山梨に向かいました。夕方に到着し、初日は作業はなし。夜ご飯は、この日だけは、気合を入れて、オムライスを作りました。

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2日目と3日目は、ナスの収穫と箱詰めをしました。朝7時から昼休憩を挟んで、5時過ぎまで作業をしました。
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男3人での生活だったので、あまり気を使うこともなく、朝は卵かけご飯、昼はうどんで簡単に済まし、休憩時間も各自自由に過ごしました。これが、アットホームな職場ってやつか・・・
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4日目は台風21号の影響で、山梨でも雨風が強く、農作業は中止。菅沼さんと一緒に、韮崎市にあるシャトレーゼ白州工場に見学に行きました。本当は予約が必要なのですが、台風の影響でキャンセルが続出し、予約無しでも入れました。アイスの食べ放題コーナーがあったのですが、3個が限界でした。
工場見学のあとは、室内で小麦のパッケージの作業をしました。粉まみれになりました。

5日目も、ナスの収穫の予定でしたが、台風でボロボロになったナス畑を整備することに。台風は山梨を直撃したわけではありませんが、強風でナス畑はボロボロになっていました。自然災害の恐ろしさを実感しました。
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菅沼さん5日間お世話になりました!
追伸
記事を上げるのが遅くなりました。申し訳ありません。


# by noko-n | 2019-01-20 18:06 | Comments(0)

12月30日 すぐき片付け

みなさん、あけましておめでとうございます!12月はすぐきに夢中でした、向阪です。

さて、12/30のすぐきの片付けについてです。
参加者は、荒川さん(農M2)、田中さん(M2)、伏見さん(総人5)、桑原さん(農3)、田島さん(農2)、向阪(農1)の6人でした。

作業は朝8時半過ぎからスタートしました。とっても寒かったのでこたつから出たくなかったのですが、気合を入れていざ出陣!
まずはすぐき漬けの出荷準備を手伝わせていただきました。

出荷準備が終わると次は作業場へ。
すぐきを漬けるときに使う重石の縄はずしと天秤棒を壁に立て掛ける作業をしました。
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その後はひたすら作業場の清掃が続きました。
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一番大変だったのはこの板を洗うことでした。すぐきの樽の下に敷いてあったもので、見かけによらずと〜ってもぬるぬるしていて、運ぶのさえ一苦労でした…
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これらの作業が終わると、お昼ご飯をいただきました。2018年最後のカレーと牛すじ煮込みでした。とても美味しかったです(*´`*)ごちそうさまでした!

お昼ご飯のあとは、すぐきの木樽をひっくり返し、ビニール袋を交換してプラスチック容器に移す作業をしました。

すべての作業を終えると、なんと田鶴さんからすぐき漬けをいただきました!実家にお土産として持って帰ったのですが、家族がとても喜んでくれました(^^)田鶴さん、ありがとうございました!

この日は指が切れそうなくらい寒かったですが、すぐきの片付けは次の年の作業に向けて欠かせないものだと感じました。今年もたくさんの人がすぐきの皮むきだけでなく、片付けにも参加してもらえればと思います(。・・。)

最後になりましたが、2018年は田鶴家の皆さまには大変お世話になりました。今年もどうぞよろしくお願いします!

# by noko-n | 2019-01-03 10:03 | Comments(0)

小豆島訪問 12月

2018年も残すところあと2日ですね。寂しさでいっぱいの湯谷です。今年最後の小豆島訪問について報告します。


日程:12/15,16

メンバー:田窪さん(OB)、服部さん(M2)、日下さん(農2)、丸山さん(農2)、山崎さん(農2)、大和田(農1)、井口(工1)、清水(文1)、湯谷(総人1)


 1日目の午前は障子の張り替え班とオリーブの枝集め班に分かれて作業をしました。障子を張り替えるのは初めてでしたが、何とか貼り終えることができました。午後は、オリーブの木の周りの草抜きやオリーブオイルの箱詰め作業をしました。まだ残っているオリーブの実を見ると収穫期を思い出し、ついプチプチしたくなりました。

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 夕食はモツ鍋、カニ、サザエでした。とーっても美味しかったです!蓋が閉まらなくなるほど野菜をモリモリに入れるのが、もつ鍋の正しい作り方なんだそうです。お皿に浮かぶもつ鍋の大量の油はかなり衝撃的でした。

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 2日目もオリーブの木の周りの草抜きをしました。

その後、フェリーに乗るまで時間があったので、小豆島を舞台にした映画「八日目の蝉」を見ました。

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  私の小豆島訪問は今回で3回目です。毎回色々な人に会い、様々な作業をすることができました。

 来年も必ず行きます!本当にありがとうございました!

みなさん、良いお年を~



# by noko-n | 2018-12-29 20:21 | 小豆島 | Comments(0)

12月16日 美山訪問

こんにちは!あと数時間で19歳、1回生の山田千聖です。12/16の美山での作業の報告です。

メンバー:岡田(農2)、我妻(総人1)、山田千(農1)

今回は、美山の料理旅館 きぐすりや さんでのローズマリーの作業をしました。

日吉駅に着くと、早速元気なちびっこ達が出迎えてくれました!(写真は車内の様子です。本当に元気!!)
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美山では、この日の2日前に雪が降っていたらしく、道にはまだ雪が溶けずに残っていました。さむ〜〜〜い!(↓雪を渡す少年と受け取る紫苑さん)

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きぐすりやさんに着くと、着替えて早速作業場へ。今回の作業は、収穫されたローズマリーの枝から葉っぱの部分をひたすら取り続ける作業でした!
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このローズマリーの葉っぱ達は、資生堂さんのオーガニック製品に使われる予定だそうです。きぐすりやさんでは無農薬でハーブを栽培されていますが、それを証明するためにJAS規格の認定を受けなければならないそう…大変です。

午前の作業が終わったら、暖かい部屋で美味しいご飯をいただきました!

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美味しいし、体もあったまったし、幸せ〜〜〜!

ちなみに、休憩中は3人でビー玉で遊びました。

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我妻くんが一番上手でした。それにしても、ビー玉って綺麗ですね…

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午後も、ひたすらローズマリーの葉を取り続けました。

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今回の作業は日帰りだったので、あっという間に帰りの時間に。

私は今回が美山での作業初参加だったのですが、こんなにもローズマリーと触れ合う日は二度とない気がしました。また、この葉っぱ達がこの後どのような加工を経て製品になるのかがとても気になりました。
それにしても、日帰り作業は本当にあっという間!寒かったけど、もっと作業したかった……また行きます!!!今回は本当にありがとうございました!!!

ちなみに、今回のカメラマンは我妻くんです。ブログに載せた写真以外でも、沢山の素敵な写真をありがとう!
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# by noko-n | 2018-12-20 20:00 | Comments(0)
12/15.16で鳥取の秋山さんの訪問に行ってきました。行った人は、桑原さん(農3)、谷垣さん(法2)、伊東さん(総人2)、加古ちゃん(農1)、髙橋(農1)、伊藤(農1)の6人です。今回は加古&私、伊藤が初訪問でした。そして今回は、梨畑の鶏糞ツアーでした!あたり一面雪に覆われた梨園に鶏糞をひたすら撒いて一面茶色にしていきます。来シーズンにむけた作業とのこと!気合MAXX!!!

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12/15(土) 天気☀ 気温1.5℃〜7.2℃
髙橋「スプラトゥーンみたい。」
加古「(鶏糞って)ココアパウダーみたい☆」
伊東さん「ゲホゲホ(少し風邪気味)」
桑原さん「髙橋、休憩するなんて俺が許さん…」

鶏糞を撒く!

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撒く!

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撒く!(ドドドドド!!!!!)

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今回は運搬車のおかげでずいぶん楽が出来ました。そして、宏樹さんの手際のよさ、効率のよさは真似したいかっこよさでした。1日目の夜には焼き肉&しゃぶしゃぶをパオでいただきました。ここのデザートで出るソフトクリームの美味しいこと美味しいこと…♡

12/16(日) 天気☀ 気温1.0℃〜10℃
谷垣さん「筋肉痛がぁァァアア!!」
加古「(鶏糞って)チョコレートみたい☆」
高橋「ウ○コのファンデーション☆」
伊東さん「…ゲホゲホ…(鶏糞でむせた)」

2日目も鶏糞撒きの続きです。午前中には終わることができたので、お昼ご飯のカレーは気持ちよく食べることができました。

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↑ビフォーアフターです。白色から茶色に見事にチェンジ!

そして、そのカレーの美味しいこと美味しいこと…♡大きな牛肉がゴロゴロ入っていてとてもハッピーな気持ちになりました!紗恵子さん、ごちそうさまでした…!午後は作業場で梨を並べたり、紗恵子さんのキムチ作りのお手伝い、運搬車の洗車などをして終了。

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忘れてはいけないのは、猫のクレがかわいいこと。ストーブの前に陣取るクレ。目の前を通ろうとしたら僕の足をはたいてきたクレ。ご飯を食べていたらちゃぶ台を覗き込んできたクレ。クレ、クレ、クレクレ。

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秋山さん、2日間お世話になりました。また行きたいと思います、ありがとうございました!

追伸 髙橋君が秋山さんの新担当になりました。以下、就任宣言(?)全文。「髙橋です、よろしくお願いします!」

# by noko-n | 2018-12-18 18:12 | 秋山さん | Comments(0)

12/1 すぐき早朝見学

大和田です。今回は牧に頼まれブログ書くことになりました。12月1日のすぐき早朝見学についてです。

 

参加者: 荒川さん(農M2) 兼近さん(農M2) 田中さん(農M2) 平田さん(工M1) 長谷川さん(農M1) 渡辺さん(工M1)東さん(工5) 土井原さん(農4) 中村さん(農3)丸山さん(農2) 山崎さん(農2) 原さん(農2) 井上さん(工2) 亀田さん 伊藤(農1) 大和田(農1) 服部(農1) 山田(農1) 向阪(農1) 水谷(農1) 牧(農1) 我妻(総1)

 

前乗り組は夜にブリとアンコウを頂きました。

 

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ブリの顔です。かわいいなぁと思って眺めてました。

 

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荒川さんによるさばき方講座を受け、おいしく頂きながら話し込み、楽しい夜でした。

 


さて本題へ。すぐきの漬物づくりを見学しました。工程順に軽く説明していきます。

 

まずは皮むき。面取りの後ピーラーで剥きます。このとき葉を落とさないようにするのが重要です。漬けるときに葉の乳酸菌の力が必要だからです。

 

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次に塩漬け。この大きい樽で漬けます。

 

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そして1日漬けたすぐきを洗い、大きさごとに選別します。選別する理由の1つは漬ける時間の調節をするためです。

 

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次は小さな樽に入れて発酵させます。石と棒で蓋を押さえ、圧力をかけます。機械を使う方法もありますが味が変わるのだとか。かさが減った分すぐきを上に足しながら数日漬けこみます。

  

最後に(私が見た中ではですが)蔵に樽を入れます。秘密があるので説明は割愛させていただきます。発酵を進める工程のはずです。手伝いをさせてもらったのですがなかなかの重労働でした。フォークリフトで全部入れ込めたら楽なのにと今になって思うのですがどうなんでしょうか?

 

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見学、皮むき後は朝食を頂きました。すぐきは生でも漬物でもおいしかったです。

 

振り返ってみて、まだ疑問に思うことがたくさんあり、どの工程も説明出来ないなと感じました。またお話を聞かせて頂きたいです。 大石さん、田鶴さん、ありがとうございました。


# by noko-n | 2018-12-10 00:45 | 京都の農家さん | Comments(0)