小豆島訪問2/25~28
2019年 02月 26日
メンバー:丸山 岡田 黒田 日下 (全員農2)
執筆者:日下
今回は次期担当の出来心により四日間の訪問。そんな出来心にもしっかりと対応していく高尾さんもさすがである。
初日 高尾さんのもとでアスパラガスの作業
収穫。地面から顔を出すアスパラたちを専用のハサミで切り取ってゆく。アスパラ収穫専用のハサミとは何なのか疑問に思った方もいるかもしれない。その合理的なデザインは実際に手に取って使って初めてあなたに感動を与えるであろう。
品種は「さぬきのめざめ」。インカのめざめといい、野菜の品種はめざめがちなのであろうか。大きいのが特徴らしく、見たことないほど立派なものもちらほらみられた。
続いてネット張り。3mにもなるアスパラの地上部を支えるため、二人一組で息を合わせ
三段にネットを張っていく。
これは元小豆島担当丸山氏をもって苦手と言わしめるなかなかに大変な作業。
結局この日すべてを張り終えることはできなかった。一抹の未練を残して僕らは暴飲暴食の夜を過ごす。比較的平和な夜だった。
二日目 石井さんという小豆島の農家さんのところでイチゴの作業
収穫。ヘタ付近まで色づいたものを選びとっていく。栽培スペースが腰より上に設置されており、かがむ必要がなく楽であった。
収穫後はイチゴのパック詰め。決まった範囲内の重さで、見栄えよくイチゴを並べていく。当然イチゴは大きさも形もばらばらなので、こちらもなかなかに難しい作業だった。
何度も入れ替え苦労したが、お客さんがおいしそう、と思って手に取ってくれることを想像すれば楽しくなり、すぐに作業は終了した。しかし、このタイミングで石井さんは言った。「じゃあこれ皆持って帰り。今日の分の出荷は終わってるし。」
衝撃だった。何のために僕は丸山とあーだこーだ言いながらいちごと向き合っていたのか。石井さん曰く、出荷するならぺたぺた手で触っている時点でアウトとのこと。
女峰という石井さんの育てているいちごは、ケーキに向いた酸味が特徴の品種。口の中いっぱいに広がる甘酸っぱい香りが、僕らにネッターとしての未熟さを教えてくれた。