農業交流ネットワークの日々の活動内容について綴っていきます。


by noko-n

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秋山さん訪問(12月17-19日)

日程:12月17~19日
場所:秋山家
メンバー:千野、見上、米村、青木、菅野

こんにちは、4回の見上です。先週末に行ってきた秋山家での作業報告をします!
鳥取は僕らが行く少し前に雪が降ったようで、畑が雪で白くなっている中作業してきましたよ~。
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今回の作業は、なんと、秋山家の作業の中でも最もしんどい作業の一つといわれる(ひろきさん談)
鶏糞撒きです。この作業で歴代筋肉系ネッターの数々が弱音を吐き涙を流したとか流さないとか…。
非筋肉系ネッターの僕はそんな鶏糞撒きを誰よりも恐れていたのですが、一緒に行った同期、後輩の鶏糞お兄さんお姉さんの助けでなんとか作業をこなすことができました。

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鶏糞お兄さんお姉さんたち


〇撒き方
梨園にうず高く積まれた鶏糞をスコップ、コンテナ、一輪車を使って圃場に均等に撒いていきます。
全身を使う肉体労働で12月でも自然と汗が出てくるほどです。
2tトラック2台分を20aに撒きました。
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鶏糞の山
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ひたすら撒く

ここで問題になるのが梨園の頭上に張り巡らされるワイヤー?たち。
これのせいで重い鶏糞を撒く時もずっと身をかがめていなければならず、だいぶ腰にきます。よねむは撒いたその日に腰が筋肉痛になったと言っていました。


〇なぜ鶏糞を撒くのか
土に栄養を与えて梨をグングン成長させるためです。僕らが撒いた圃場では豊水や新雪といった梨の中でも比較的大きな梨を育てており、鶏糞をしっかり効かせると袋かけでかけた袋を破るぐらい大きくなるようです。


〇鶏糞のおじさん
今回使った鶏糞は岡山の養鶏場のおじさんがトラックに乗って運んできてくれました。
本来産業廃棄物としてお金を出して捨てる鶏糞を肥料として無料で引き受けるため、鶏糞を捨てたいおじさんと肥料が欲しい秋山家、どちらにとってもメリットがあります。
八頭町まで往復で3時間ほどかかるみたいですが、「しっかり撒いてや~」と笑顔で何度も往復していたおじさんの姿が印象的でした。


というわけで最終的にはいつものように楽しく作業してきました:D
この時期に秋山家にお邪魔するのは初めてだったのですが、訪問を重ねて新しい作業をするにつれて、作物生産過程の全体像が少しずつ見えてきたり、その地域の季節移り変わりが感じられるのが嬉しいところです。
来年もたくさん作業行くぞ~~┗(^o^ )┓三┗(^o^ )┓三
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by noko-n | 2016-12-25 23:02 | 日本全国の農家さん | Comments(0)
こんにちは!
さて、今日はクリスマスですねー、みなさんいかがお過ごしですかー?(棒読み)


一日のみかん摂取量がすさまじく、生存に必要な水分のほとんどをみかんから得ているような気がする2回の岩男です。
えひめ・みきゃんワーホリ「キックオフ会」の報告です!


日程:12/17~18
メンバー:阿部(農3)、藤岡(総3)、尾崎(人環M1)、池田(農2)、岩男(農2)



さて、今回はタイトルからもお分かりいただけるように、普段の農家さん訪問とは違う趣旨の企画です!



「都市に暮らす若い人たちが地域に滞在し、働きながら地域の人たちと交流し、田舎暮らしを学ぶ」、という総務省のふるさとワーキングホリデー事業の一環として来年春に実施予定の、「えひめ・みきゃんワーキングホリデー」。

そのキックオフイベントとして、どんなところでワーホリが行われるのかを見、様々な体験をし、PRをしよう、というのが今回の目的です!
東大みかん愛好会、学生団体FaVoの方々も一緒に参加しました。



出町柳駅で始発(震え)に乗り、伊丹空港発の飛行機で到着した松山空港。
みきゃんいるかなみきゃん(※みきゃん:愛媛県のゆるキャラ)…と期待に胸を膨らませた私たちを迎えてくださった県庁の職員の方々。そのオレンジ色の服の背には、「愛媛産には、愛がある」の文字、そしてみきゃん!名札にはみきゃんのバッジ…!

東京から来るメンバーを待つ間、みきゃん談義に花が咲きました。
(来年開かれるえひめ国体に合わせたバージョンのみきゃん、ちょっと意地悪な「ダークみきゃん」…知らなかった…。)


 
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みきゃんはひとまず置いておいて、まず向かったのは愛媛県庁。日本で3番目に歴史のある県庁の建物なのだとか。われわれを出迎えてくださる職員の方々、そしてみきゃん!かわいい…。
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みきゃんはひとまず置いておいて、開会セレモニー。
愛媛県知事のお話をお聞きしました。


愛媛県で栽培されている柑橘はなんと48種類もあります。
特徴は、段々畑での栽培。作業は大変ですが、モノレールでの集荷等、技術力を生かしているのだそう。
農家さんの高齢化は進んでいるものの、その鍛えられた足腰の強さは驚くほど。
石垣でできた段々畑は海に面しており、そこで育ったみかんは直接の日光・海からの照り返し・石垣からの照り返しの3つの光でおいしさが増すのです。

また、愛媛県はミカンの他にキウイの生産・真珠の生産・海面養殖も日本一。
「一県ですべての食材が揃う」そんな愛媛県の魅力を伝えようと、キャッチコピーを工夫したり、黒毛和牛の品種改良を行ったり、農家さんの後継ぎ問題の解決に向けて、「厳しい・儲からない」という農業のイメージを変えようと、収益を上げるのに成功している事例をホームページで公開したり、女子の農業グループを作ったり…様々な取り組みが行われています。


そのあとはフリートークとして各サークルがサークルとメンバー紹介。
個人的には東大みかん愛好会のみかん愛に圧倒されました。
わたしはあれほどに何かを愛せるでしょうか…(遠い目)。




そのあとはお昼を食べる場所へ。目の前にはみかん山。

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みかんの収穫はほぼ終わっていましたが、秋~冬にはみかんのオレンジ色、初夏にはみかんの花の白色で美しいそう。
近くの家では朝、窓を開けるとみかんの花の香りがするのだとか…なんてすてきなんだ愛媛…



お昼のあとは、八幡浜市でみかんの収穫体験をしました。

眼下に広がるみかん畑、その奥に海。
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南柑20号という品種のみかん。同じ木でも味は異なり、海側かつ外側のみかんがおいしいらしい。

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収穫してそのまま食べると…おいしい…!甘みが、とか酸味が、とかうまい表現は見つかりませんが、美しい景色を眺めつつのみかんは最高でした。

農家さんのコメント通り、同じ木になっているみかんでも一つ一つ味が違うことが興味深くて、収穫かごに入れる:食べる=5:1くらいのペースで食べてしまった気がしています。

また、愛媛県ではマレーシアの人気ブロガーを招待し、PRしてもらうという事業を行っているそうで、その方々も隣で収穫体験をしていました。
(※人気ブロガーさんはとても美人でした。)


春から始まるワーホリですが、それとは別にアルバイトという形での学生の受け入れをしている農家さんはすでに結構いらっしゃるそう。収穫を終えた帰り道にも学生さんを見ました。景色の美しい場所での収穫の仕事で、リピーターもいるのだとか。




次に向かったのはJA西宇和伊方選果場。
農家さんはまず自分で選果をしてから、選果場へみかんを運びます。
この選果場で仕分けされたみかんは主に東京方面へ出荷されるのだそう。

建物の中に入ると、まるで工場のよう。 
機械と人の手で流れ作業が行われています。
傷んでいるものやカビの生えているものが除かれたあと、1列に並んだみかんが白い機械の中へ吸い込まれていきます。
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この中で、光を当てて酸味・糖度・大きさなどの質が測定されます。
その後もう一度、裏返されて同じ測定が行われたら、コンピュータ制御で等級分けされるのです。

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同じ木でも一つ一つ味が異なる、個性を持ったみかんが、サイズや質で分けられていくさまはちょっぴりさびしいような気持ちがしましたが、高い技術と圧倒的な量と速さにただただ感動しました。
ワーホリでは、このような選果作業のお仕事もあります。



その後、宿舎である瀬戸アグリトピアへ。
時刻は夕暮れ時、オレンジ色に染まる宇和海と瀬戸内海。海に面した宿舎からは沈んでいく夕日が…。

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夕食は、地元の伊方町生活研究協議会の方々が用意してくださった郷土料理を囲んで、地元の生産者の方々などとの交流会。
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たこ飯、しらす丼、伊勢海老の味噌汁、てんぷら、じゃこカツ、お刺身、なます、酒まんじゅう、ミカンゼリー…そして、夢にまで見た、あの光景。


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蛇口からみかんジュース!!!!
喜びのあまり震える手で蛇口をひねると、「柑橘ソムリエ」というNPOの方が作ったみかんジュースが!



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これは、紅まどんなという高級みかん。容赦なくおいしい。
ゼリーのような食感が特徴で、その食感を楽しむために切り方も工夫されているのです(スマイルカットという切り方)。

愛媛果試28号という品種で、愛媛県でのみ生産が認められており、同じ品種といえどJA出荷されて一定基準を満たさないと「紅まどんな」の名を名乗ることはできない!
ただおいしいものを作り販売する、という単純なことではなく、そこには商標権などの事情がからんでくるのです。


私のいたテーブルでは、地元の農家さんの奥さん方との女子会。
出していただいたみかんゼリーはこの奥さん方のグル―プが作って販売しているのだそう。

農作業をし、家事をし、おいしい食事を作り、楽しんでグループでみかん製品を生産し…農作業は本当に足腰がしんどいのよ、とおっしゃる奥さん方のすごさを感じました。



また、「みかんは嗜好品だから、お菓子が勝負相手になる」というお話が印象的でした。お菓子は工業製品で、質の調節ができるのに対して、みかんはそうはいかないのです。


食後は宿舎であるログハウスで他団体との交流。外に出ると星空が美しかった…!






次の日は、神々しい朝日を拝んでから、
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柑橘の新品種の開発などを行う「みかん研究所」へ。
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一つの品種を開発し登録するまでには、交配し、種を取り、育て、接ぎ木をし、選抜したものを再び接ぎ木し、試験を行い…といくつもの過程があり、
なんと15年~20年という長い時間がかかるのだそう。
「紅まどんな」のような高級品種を生み出しながらも、まだ「もっとよいものをつくっていこう」という思いがあるのですね。


圃場も見学させていただきました。
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(ちなみに圃場の横にはほかの農家さんの農園がありましたが、その急斜面に目を疑いました…)
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みかんの食べ比べをさせていただきました。私は「はれひめ」推しです。
※出していただいたみかんはすべて学生によって食べられました。




そのあとは、宇和島市で行われるワーホリで使う宿舎の見学。
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元は近くの高校の寮だったそう。個室あります。
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お昼は道の駅「きさいや広場」でいただきました。売り場を工夫したり、販促イベントを行ったりと地元以外の人も呼び込もうという取り組みが行われています。



最後は、道後温泉での観光。

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写真を撮ったり、お土産を買ったり、足湯に入ったり、からくり時計を見たり…と楽しみました。
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さて、最後に春のワーホリの詳細についての写真を載せておきます。

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この事業の背景には、移住者に来てほしい、という地元の方々の思いがもちろんあります。

しかし、伊方町長さんは「ワーホリを体験して、将来どんな進路に進もうとも、ここでこうして懸命にみかんを生産している人たちがいることを、覚えていてくれたらうれしい」とおっしゃっていました。



愛媛に行きたい人、みかんが好きな人、農作業に興味がある人、みきゃんを愛してやまない人など、
えひめ・みきゃんワーホリに興味を持ってくれた方、ぜひ参加してください!
もし知りたいことがあれば何でも今回行った人に聞いてみてくださいね!



長文最後までお付き合いくださりありがとうございました!

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(東大みかん愛好会と、みかんポーズ)
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by noko-n | 2016-12-25 14:12 | Comments(0)

すぐきの早朝見学

こんにちは。初めまして。1回の鈴木です。初めてのブログということで緊張しております。
稚拙な文章ですが最後まで読んでいただけたら幸いです。

まず初めに、皆さん「すぐき」が何かご存じでしょうか?(僕は今回参加して初めて知りました…)
実は「すぐき」は柴漬けや千枚漬けと合わせて京都の三大漬物と呼ばれているのだそうです。
そして普段は見られないそのすぐきの作業工程を今回特別に見学させていただきました。

日程:11月26日5:00~10:00
メンバー:田窪(M2)、荒川(農4)、山崎(農4)、木下(同志社グローバル4)、阿部(農3)、平田(工3)、藤井(農3)、池田(農2)、武津(農1)、浅田(農1)、桑原(農1)、池(工1)、枡野(農1)、平中(文1)、鈴木(工1)

まず、大石さんから作業に関するお話を伺いました。作業はなんと朝4時半に開始します。その大まかな流れとしては、すぐきの皮をむき、大樽につけて、サイズ分けをしてから小樽に入れて発酵させ、室に入れて、そして取り出してしばらくしてから出荷…といった感じです。
小樽には、すぐきを山のようになるまで何段にも重ねるのですが、それを非常に重い石で押しつぶします。

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説明が終わりしばし自由見学をした後、室に案内されました。そして、企業秘密のため普段は誰にも見せないその室の内部の様子を、今回特別に見させていただきました。写真は室の外部の様子です。

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その後、すぐきの皮むきの手伝いをさせていただきました。最初は思うようにきれいに薄くむけず悪戦苦闘しましたが、途中大石さんや、荒川先輩、平田先輩からアドバイスを頂いたこともあって、後半にはすこしずつ慣れていきました。(作業に夢中になるあまり、写真を撮り損ねてしまいました…。)

作業が終わりひと段落すると、大石さん達も交えての朝食タイムです。カレーも美味しかったですが、すぐきを食べられたことが何よりも嬉しかったです!食事中に巻き起こった恋愛話もなかなか興味深く、勉強にもなりました笑。ごちそうさまでした。

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最後に出荷準備の手伝いをさせていただきました。ビニール袋を入れ替えて木樽からプラスチックの容器に移す作業です。やはりあれだけの量のすぐきが入っているだけあって、樽が予想以上に重かったです。

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今回は多くの先輩方も交えての訪問だったので、とても楽しかったです!またこのような機会があったらぜひ参加したいです。
最後になりましたが、大石さん、山中さん、田鶴さん一家の皆さん、本当にありがとうございました!
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by noko-n | 2016-12-04 00:22 | 京都の農家さん | Comments(1)